プロテインDIY日記

プロテインをおいしく飲むことに執念を燃やしているブログです。

ビーガンの人が肉と同質のたんぱく質を摂取する方法と、選択の考え方について

プロテインの種別ごとのアミノ酸の構成(どのアミノ酸がどれだけ入っているか)について調べていたら超おもしろい(個人的に)ブログを見つけたからメモしておくよ。元記事は英語です。

blog.buberel.org

記事を読むとこの人は

  1. ビーガンになると決めたよ
  2. 今までと同様の栄養が摂れるか心配
  3. たんぱく質は分解したらアミノ酸な訳だから、植物性プロテインをうまいことブレンドして肉と同じアミノ酸の構成になるようにすればいいのでは
  4. プロテインアミノ酸構成のデータをとってきて、牛肉と同じようなアミノ酸構成にするブレンド比を見つけたよ


という流れで考えていて、なんかもうこの時点で個人的に大好き!!!

わたしはビーガンではないので「1. ビーガンになると決めたよ」の部分には共感が全然ないわけだけど、そこで「2. 今までと同様の栄養が摂れるか心配」という問題を見つけた際に「3. たんぱく質は分解したらアミノ酸な訳だから〜」という解決方法に向かうところにすごい共感する。それでブレンド比という答えを提示してくれるんだから、いい仕事ですね!価値のあることを教えてくれてありがとうございます!最高!!って感じ。


筋トレとプロテイン摂取を始めてからずっと、この世界には「怪しい専門家」とか「飛躍して考えがちな人」がものすごく多いなと思っていて、「2. 今までと同様の栄養が摂れるか心配」の次にくるのが「最先端の研究では△△さえ摂取すれば最高のパフォーマンスを発揮できることが明らかにされています」(←最先端の研究って何が専門の誰が書いたどの論文だよ、最高のパフォーマンスの尺度って何だよ)とか、

「俺(or 著名なフィットネスモデルの○○さん)はこれを使ってトレーニングしたら最高の結果が出せたんだ」(←”これ”を使う以外のトレーニング条件は変えてないの?十分な期間試したの?)とかの真偽不明の情報を見つけて

「3'. 〇〇でおすすめされていた△△を試してみよう」→「4'. △△良かったよ or △△、自分にはダメでした(→3'に戻る)」

と進む感じの人ばっかりで、ちょっとよくわかんないんですけどそれ本当ですか?と常々納得行かない気持ちだったので同じような思考パターンの人がいてすごく嬉しい。


結論としては、

60% gemma/pea protein

15% hemp protein

10% sacha inchi protein

15% potato protein


とのことで、どれもあんまり日本では売っている情報を聞かないプロテインだけど(というか日本ではそもそもソイ以外ほとんど聞かないけど)、ピーもヘンプもサシャインチもポテトも海外系のサイトでは売っているのでビーガンの方は試すのも良いのではないでしょうか(注)。

でもそれより「ビーガン用ブレンド」みたいなのを買った方が早いのかもしれないけど、そのプロダクトがどんな考えの元にどんな比率でブレンドされていて、どんなアミノ酸の構成になっているのか明記されていないことも多いだろうし。

ちなみにこの人は次の記事で「植物性プロテインをブレンドしてホエイプロテインと同じアミノ酸構成にする」というのを書いていて、 blog.buberel.org

そっちはこんなブレンドだそうです。

89% gemma/pea protein

11% potato protein

はー、面白いなー。





注:わたしは彼の考え方や手法が面白くてとても良いと思っているけれど、その確かさを保証する訳ではありません。なぜなら使っているデータソースが正しいかとか検証した訳でもないし知らないから。 あと彼のブログでも

Please keep in mind that just because the amino acid profiles are similar, I am not going to claim that the two powders will have the same physiological effect.

と書かれているように、あくまで「アミノ酸の構成が同じ」を目的としているので、それ以外の特徴が同じという話ではないです。