ホエイ+『辻利 抹茶ミルク』
ゴリゴリした記事が続いちゃったけど、初心に戻って味研究です。
使ったのはこちら
- 出版社/メーカー: 片岡物産
- メディア: 食品&飲料
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味評価
B:それなりに美味しいので飲むのは嫌ではない
味の評価基準についてはこちら → 味の評価基準 - プロテインDIY日記
コメント
味の評価はAかBか迷ってギリギリB。わざわざ飲みたい!って感じるほどでは無いなということでBにしたけど、飲んでいて決してまずくはないし、普通においしい。抹茶とミルク(牛乳/ホエイ)という組み合わせがいいのか、「抹茶ミルク」の「ミルク」部分、具体的には原材料に書いてある乳糖、全粉乳、加糖脱脂練乳、の部分がホエイのクセの突出感を抑えてくれているのか、すんなり綺麗にまとまった味がする。ただ、甘みが強くてカロリーが高いのが難点で、本ブログで決めた「カロリー 50kcal以内」を超過してしまっている。あと、抹茶の風味が弱い。 風味についてはもっと量を多く使えば解消されるんだろうけど、これ以上増やすとカロリーと炭水化物量が増えすぎるので難しい。
ということでこれはこれとして、この辻利抹茶ミルクとただの抹茶をブレンドしてカロリー控えめ、抹茶感強めのベストな配合を最近探っているので近いうちに書けると思います。 試しにホエイ+ただの抹茶だけ、をやったら全然おいしくなかったので、「抹茶ミルク」の「ミルク」部分の功績は大きい。
1回分使用量
大さじ1(13g)
[補足]この抹茶ミルクを普通に飲む場合の使用量は「ティースプーン山盛り3杯(17g)」とパッケージに書いてあるんだけど、多分山盛り3杯入れると17gよりかなり多くなると思う。大さじ1が13gもあってびっくりした。
価格(購入時、1回分あたり、税別)
30円
熱量(1回分あたり)
58.1kcal 上限(50kcal)オーバー
たんぱく質(1回分あたり)
0.3g
脂質(1回分あたり)
1.5g
炭水化物(1回分あたり)
10.9g
<補足>
- 特に記載のない場合、ノンフレーバーのホエイプロテイン 25gと、無脂肪乳 150ml程度と一緒に混ぜたときの味について記載しています。
- ホエイプロテインは今のところマイプロテインの「Impact 分離ホエイプロテイン (アイソレート)」を使っています。
- 記事内の価格、カロリー等はプロテインと無脂肪乳の分を含まない、味付け材料の分だけのものです。プロテインと無脂肪乳の分は以下になるので合計が知りたい場合は合算してください。
プロテイン*1 | 無脂肪乳 | 合計 | |
---|---|---|---|
1回分使用量 | 25g | 100ml | - |
価格(1回分あたり、税別) | 51円*2 | 27円*3 | 78円 |
熱量 | 93kcal | 51kcal | 144kcal |
たんぱく質 | 23g | 5g | 28g |
脂質 | 0.1g | 0.0g | 0.1g |
炭水化物 | 0.6g | 7.6g | 8.2g |
筋肉量を増やすロイシンとロイシンを多く含む食品
プロテインブログを始めたら身近な人たちにわたしが筋肉やプロテインに興味があることが伝わって、生物系の研究職の友達(not筋トレマニア)が「ロイシンを飲むと筋肉が増える」と教えてくれたので今日はその話です。
筋トレマニアたちの間では「BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシンの総称)を飲め」というのは割と常識っぽくて、わたしもパーソナルトレーナーに教わった初日に「トレーニング中の水分補給は”BCAA”って書いてあるの溶かして飲んだ方がいいよ」と教わっていたんだけど、なんで飲んだ方がいいのかをちゃんと考えたことはなくて、まあ必須アミノ酸の一部だし、筋肉が合成されるときに足りないとボトルネックになる可能性があるから取るのかなーくらいにぼんやり思っていた。
で、今回「ロイシンを飲むと筋肉が増える」という話を聞いて調べて見たんだけど、この名古屋大の先生が書いている「分岐鎖アミノ酸代謝の調節機構」って言う総論が分かりやすくて(リンク先で全文読めます)、
関係あるところをすごいざっくり要約すると、
- BCAAにはタンパク質の構成アミノ酸としての機能だけでなく、タンパク質代謝及びグルコース代謝を調整する機能がある
- タンパク質代謝に強い生理作用を持つのはロイシンである
- ロイシンはタンパク質の合成を促進する(mRNAの翻訳を促進する)
- ロイシンはタンパク質の分解を抑制する
- BCAAは骨格筋のタンパク質合成を強く促進する
っていう感じ。なるほどロイシン摂取した方が良さそう。ていうかこれ、筋トレしなくてもロイシン飲んでたら加齢で筋肉落ちるのをある程度は防げたりしないの?すごく可能性を感じる。感じない?
で、よーしロイシン飲むぞーと思って、とりあえず自分が筋トレ中に飲んでいるBCAAのサプリを見たら、
- 出版社/メーカー: 味の素
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- 購入: 1人 クリック: 1回
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これ1回量に入ってるロイシンは460mg。
夫が飲んでるBCAAのサプリを見たら、
- 出版社/メーカー: Optimum Nutrition
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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こっちは1回量あたり500mg。あんまり変わらない。
飲んでるプロテイン、は明記されてないのが多いから原料になる食品のデータを 食品成分データベース から引っ張ってきて前回と同じように比較すると、
これの「Leu」がロイシンね。最低がえんどう豆の7.48%、最高が牛乳の9.46%(重量)。だから、プロテイン1回量に含まれるタンパク質が25gとすると、 えんどう豆(ピープロテイン)で1,870mg、牛乳(ホエイプロテイン)で2,364mg。 こう見ると運動前や運動中に速攻で効かせたいって言う場合にはBCAAのサプリとかが良いんだろうけど(吸収が早いだろうから)、量を取りたいと思ったらプロテイン飲む方に分がありそう。多少は消化の段階でロスが出るんだろうけど、にしても4、5分の一にはならなそうだし。長時間効きそうだし。
で、プロテインだけじゃなくて食品でも意識して摂れたらいいよねと思って、どんなのがいいかも調べてみた。 便利なことに食品成分データベースには「食品成分ランキング」って言うページがあって、
ここで成分に「ロイシン」、表示順位「100位まで」とか選んで「選択」を押すと登録されている全ての食品のうち100gあたりのロイシン含有量が多い食品上位100がすぐ出てくる。 で、Googleで[ロイシン 多い 食品]とか検索するとこれの上位をそのままコピペして「この食品を摂りましょう!」とか書いてあるのが出てきたりするんだけど、 これが実は全然ダメで、1位「カゼイン」、2位「かずのこ(乾)」、3位「乾燥卵白」とかなんだよね。 ロイシンが多いから積極的に摂るべき食物って言うより、ただのタンパク質含有量の多い乾物orプロテイン抽出物リストになってる。
で、実際問題として食事の材料に使えて多く摂取できるものをピックアップしようと思って、
- 100gあたりのロイシン含有量が2000mg以上
- 100gあたり20g以上の水分を含む(乾物を除外)
- 100gあたりのナトリウム含有量が500mg未満(塩分が多すぎて多量摂取できない食品を除外)
ていう条件で絞り込んだ実用的な「ロイシンを多く含む食品リスト」がこちらです(可食部100gあたりで計算)。※この記事の末尾にテキストベタ張りで書いておいたので、読みにくかったらそちらでどうぞ。
当たり前だけど、プロテインを多く含む食品として普段から筋トレマニアたちが食べてるような食品リストになった。 まあそりゃそうだわな。
てことで、ざっくり言うと赤みのお肉や魚を食べると、それ自体が筋肉を増やしたり筋肉減少を抑える効果がありそうってことですね。みんなー、肉と魚を食べようー。
[追記]補足だけど、「可食部100gあたり」なので、当然その可食部にタンパク質以外の部分が含まれるほど数値は下がります。つまり、「鶏皮なし胸肉」100gと「鶏皮付き胸肉」100gとを比べると「鶏皮付き胸肉」の方が皮の重量の分、肉部分が少なくて不利だし、「豚ヒレ/焼き」と「豚ヒレ/とんかつ」だと衣とかの分だけとんかつが不利なので、別に「皮付きで食べると鶏肉のロイシンが減る」「とんかつにするとロイシンが減る」みたいな話では無いです。あと牛肉が輸入牛>乳用牛>和牛とかなのは、どれが一番サシが入っているか(日本ではサシが入った肉が好まれるのでそういう品種の肉牛を多く育てている)が表現されてるだけだと思います。そんな感じなので、肉や魚からタンパク質を取ろうー以上のことは言っていないです。
[追記]グラフの字が小さくなっちゃったので、テキストでベタ張りしておきます。
<ロイシン含有量の多い食品リスト>
食品成分 可食部100gあたりロイシン含有量(mg)
肉類/ぶた/[大型種肉]/ヒレ、赤肉、焼き 3200
肉類/にわとり/[若鶏肉]/むね、皮なし、焼き 3100
魚介類/(かつお類)/加工品/なまり節 2800
魚介類/にしん/かずのこ/生 2800
肉類/にわとり/[若鶏肉]/むね、皮つき、焼き 2700
肉類/うし/[輸入牛肉]/もも、皮下脂肪なし、ゆで 2600
肉類/ぶた/[大型種肉]/もも/皮下脂肪なし、焼き 2500
肉類/めんよう/[マトン]/ロース、脂身つき、焼き 2500
肉類/うし/[乳用肥育牛肉]/もも/皮下脂肪なし、ゆで 2400
肉類/ぶた/[大型種肉]/もも/皮下脂肪なし、ゆで 2400
肉類/にわとり/[若鶏肉]/もも/皮つき、焼き 2400
肉類/うし/[乳用肥育牛肉]/ヒレ、赤肉、焼き 2400
肉類/めんよう/[ラム]/もも、脂身つき、焼き 2400
豆類/だいず/[豆腐・油揚げ類]/油揚げ/油抜き、焼き 2300
魚介類/(あじ類)/むろあじ/焼き 2300
魚介類/(さば類)/ごまさば/焼き 2300
肉類/うし/[和牛肉]/もも、皮下脂肪なし、焼き 2300
魚介類/(かつお類)/加工品/なまり 2200
魚介類/(さけ・ます類)/からふとます/焼き 2200
魚介類/(さけ・ます類)/さくらます/焼き 2200
魚介類/(さけ・ます類)/しろさけ/焼き 2200
魚介類/(さけ・ます類)/べにざけ/焼き 2200
肉類/うし/[乳用肥育牛肉]/もも/皮下脂肪なし、焼き 2200
肉類/うし/[和牛肉]/もも、皮下脂肪なし、ゆで 2200
肉類/うし/[交雑牛肉]/もも、皮下脂肪なし、ゆで 2200
肉類/うし/[輸入牛肉]/リブロース、脂身つき、ゆで 2200
肉類/うし/[輸入牛肉]/もも、皮下脂肪なし、焼き 2200
豆類/だいず/[豆腐・油揚げ類]/油揚げ/生 2100
魚介類/(さけ・ます類)/ますのすけ/焼き 2100
魚介類/(あじ類)/まるあじ/焼き 2100
魚介類/(かじき類)/めかじき/焼き 2100
肉類/ぶた/[大型種肉]/ロース/脂身つき、焼き 2100
肉類/うし/[ひき肉]/焼き 2100
肉類/ぶた/[大型種肉]/ヒレ、赤肉、とんかつ 2100
肉類/にわとり/[ひき肉]/焼き 2100
ライス&ピーを自分で調合したらまずくて困ってる
前にこっちの記事 使っているプロテインについて - プロテインDIY日記 で書いたように、わたしはライスプロテインとピープロテインがブレンドされているSunfoodのプロテイン↓を飲んでいて、 jp.iherb.com すごく美味しいんだけど、ちょっと嫌な感じの健康へのアラートが書いてあるのと値段が高いのとで、乗り換えたいなと思っています。 で、マイプロテインでホエイを買った時についででライスプロテインとピープロテインも1袋ずつ買っていて、あとはこの2つをいい感じの比率でブレンドするだけだと思ってたんだけど、全然そうは行かなくて困っている。現実厳しい。
最初、Sunfoodの方はブレンド比を書いていないけどパッケージにアミノ酸構成は書いてあるなーと思って、 こういうのね、
マイプロテインの方にはパッケージにアミノ酸構成が書いてないから、代わりに食品成分データベース 食品成分データベース から「全粒/青えんどう/乾」と「こめ/[水稲穀粒]/玄米」のデータを取ってきて(抽出段階で構成はそんな変わらないだろと仮定して)、
前に書いたこっちの記事で紹介したブログの人と同じ手法で、何対何でその2つを混ぜるとSunfoodの方のアミノ酸構成と近くなるか検証しようとしたんだけど やってみたら全然意味なかったんだよね。 計算してみたら一番近くなるのは玄米84%、えんどう豆16%でその比で混ぜた時の状態を「Mixture」ってしてるんだけど、見るとそもそも玄米とえんどう豆の構成が結構似通ってて、まあその時点でこの手法は無理っぽいなーって感じで、しかもSunfoodのだけなぜかPheが突出してるし。なんで? 豆の細かい品種が違うとかプロテインに加工する段階で構成が変わるとか(そんなことある?)理由はよくわかんないけど、とにかく折角いそいそとアドイン(Solver)入れたりして頑張ってみたのに徒労だった。
で、まあアミノ酸構成はもうどうでもいいよ、味が好きだからSunfoodのブレンド飲んでるんだから混ぜてみて味で考えようと思ったんだけど、 その時になってボトルよく見たらちゃんと書いてあるじゃん、50:50で混ぜてるって。
いやあ、いよいよ意味なかったなあと思いながら、とりあえず味を確かめようと思って
- Sunfood ライス&ピープロテイン
- ライスプロテイン(マイプロテイン)
- ピープロテイン(マイプロテイン)
- ライスプロテイン(マイプロテイン)とピープロテイン(マイプロテイン)を50:50でブレンド
を計量して溶かしてみた。
これが測ったやつ(各10g)。左上から時計回りに1,2,3,4の順番。
こっちが無脂肪乳(各50ml)に溶かしたやつ。順番はいっしょ。
で、それぞれ飲んでみたんだけど普通に飲めるのはSunfoodだけでした。なんかもう、Sunfood以外どれも味が濃くて匂いがきつくて、特にピーは苦味が強くて非常に厳しい戦いだった。一口飲んで、あ、死んだなって感じ。
でも、前の記事で書いたみたいに黒みつ入れたらおいしくなるかもしれないし、味をつけておいしくなれば何でもいいんだと気を取り直して等量ずつ加えて見たんだけど、
- Sunfood →「S 頻繁に積極的に飲みたいくらい美味しい」知ってたけど超おいしい
- ライスプロテイン →「C まずくはないからまあ耐えられる」米ぬかっぽい匂いと後味が気になるけど飲めた
- ピープロテイン →「D まずいので無理」無理以外に言葉がない
- ライス・ピープロテイン50:50 →「D まずいので無理」ピーの苦味と味の濃さがマシになってるけどまだ苦い
っていう感じでした。 味見しながらそれぞれを半分ずつくらい飲んだところで、3はもう無理だなと諦めて、ピーを薄くすれば耐えられるのではと2と4を混ぜてみた(ほぼ等量)んだけど、
5.ライス・ピープロテイン約75:25 →「C まずくはないからまあ耐えられる」ライスのみよりちょっと良いかも、でもやっぱりピーの苦味がある
っていう感じでした。
で、この1kgずつ買ったライスプロテインとピープロテインをどうしようかなあと途方に暮れているのが今です。 結論としてはライスプロテインとピープロテインを混ぜたものが旨いんじゃなくて高いSunfoodのプロテインが旨い。もうそろそろSunfoodの飲み終わるんだけど次どうしようね。また同じものを買おうかな。でも成分が気になるし悩む。 味としては今回よりさらにライス多めで調整したらそれなりに受け入れられるものになるんだろうけど、でもSunfoodのものに比べたら確実に飲むときの幸福度ががっつり下がるので困ったなと思っています。
ライス&ピー+『黒みつ』
とにかく最高においしいと思っている組み合わせです。意外とローカロリーなのもいい。 ホエイにこだわっていない人には今のところ一番試してほしい組み合わせです。
「純 黒みつ(福井商店)」を使用しています。大さじ1で20g、この半分(大さじ1/2)の10gで多め(味濃いめ)なので、薄味でほんのり甘いくらいが好きな人は小さじ1とかで全然いけると思います。(その際は下のカロリー等は各 2/3 になります。)
味評価
S:頻繁に積極的に飲みたいくらい美味しい
味の評価基準についてはこちら → 味の評価基準 - プロテインDIY日記
コメント
圧倒的に美味しい。この組み合わせは和菓子というか、和風スイーツというか、とにかく「飲むことが苦にならない」んじゃなくて「飲むと幸せになる」味。「小腹空いたなー」と思った時に、「でもおやつ食べるのは我慢しないと…」と以前は耐えていたのが、今は家にいる時なら「あ、黒蜜でプロテイン飲めばいいじゃん」と思えてすごい幸せになれる。感情的には「あ、信玄餅買ってあったなー食べよう」とかそんな感じ。本当に、おいしいおやつを食べる感覚でプロテインが取れる。しかもカロリー、炭水化物量が意外にもかなり少ない。これわたし今本当に価値あることを書いてると思う。みんなぜひやってみて。本当に美味しい。
1回分使用量
10g(多めに使用時)
価格(購入時、1回分あたり、税別)
16円
(近所のスーパーからなくなってしまったので記憶が怪しいんだけど、多分200ml(267g)で700円くらいだったと思う。)
[修正]東急プレッセで見つけて467円でした。修正しました。
熱量(1回分あたり)
19.9kcal(※)
たんぱく質(1回分あたり)
0.1g (※)
脂質(1回分あたり)
0g(※)
炭水化物(1回分あたり)
5.1g(※)
※商品自体に成分の表記がなかったので、文部科学省の食品成分データベースの「黒みつ」の項を参照しています。
<補足>
ビーガンの人が肉と同質のたんぱく質を摂取する方法と、選択の考え方について
プロテインの種別ごとのアミノ酸の構成(どのアミノ酸がどれだけ入っているか)について調べていたら超おもしろい(個人的に)ブログを見つけたからメモしておくよ。元記事は英語です。
記事を読むとこの人は
- ビーガンになると決めたよ
- 今までと同様の栄養が摂れるか心配
- たんぱく質は分解したらアミノ酸な訳だから、植物性プロテインをうまいことブレンドして肉と同じアミノ酸の構成になるようにすればいいのでは
- 各プロテインのアミノ酸構成のデータをとってきて、牛肉と同じようなアミノ酸構成にするブレンド比を見つけたよ
という流れで考えていて、なんかもうこの時点で個人的に大好き!!!
わたしはビーガンではないので「1. ビーガンになると決めたよ」の部分には共感が全然ないわけだけど、そこで「2. 今までと同様の栄養が摂れるか心配」という問題を見つけた際に「3. たんぱく質は分解したらアミノ酸な訳だから〜」という解決方法に向かうところにすごい共感する。それでブレンド比という答えを提示してくれるんだから、いい仕事ですね!価値のあることを教えてくれてありがとうございます!最高!!って感じ。
筋トレとプロテイン摂取を始めてからずっと、この世界には「怪しい専門家」とか「飛躍して考えがちな人」がものすごく多いなと思っていて、「2. 今までと同様の栄養が摂れるか心配」の次にくるのが「最先端の研究では△△さえ摂取すれば最高のパフォーマンスを発揮できることが明らかにされています」(←最先端の研究って何が専門の誰が書いたどの論文だよ、最高のパフォーマンスの尺度って何だよ)とか、
「俺(or 著名なフィットネスモデルの○○さん)はこれを使ってトレーニングしたら最高の結果が出せたんだ」(←”これ”を使う以外のトレーニング条件は変えてないの?十分な期間試したの?)とかの真偽不明の情報を見つけて
「3'. 〇〇でおすすめされていた△△を試してみよう」→「4'. △△良かったよ or △△、自分にはダメでした(→3'に戻る)」
と進む感じの人ばっかりで、ちょっとよくわかんないんですけどそれ本当ですか?と常々納得行かない気持ちだったので同じような思考パターンの人がいてすごく嬉しい。
結論としては、
60% gemma/pea protein
15% hemp protein
10% sacha inchi protein
15% potato protein
とのことで、どれもあんまり日本では売っている情報を聞かないプロテインだけど(というか日本ではそもそもソイ以外ほとんど聞かないけど)、ピーもヘンプもサシャインチもポテトも海外系のサイトでは売っているのでビーガンの方は試すのも良いのではないでしょうか(注)。
でもそれより「ビーガン用ブレンド」みたいなのを買った方が早いのかもしれないけど、そのプロダクトがどんな考えの元にどんな比率でブレンドされていて、どんなアミノ酸の構成になっているのか明記されていないことも多いだろうし。
ちなみにこの人は次の記事で「植物性プロテインをブレンドしてホエイプロテインと同じアミノ酸構成にする」というのを書いていて、 blog.buberel.org
そっちはこんなブレンドだそうです。
89% gemma/pea protein
11% potato protein
はー、面白いなー。
注:わたしは彼の考え方や手法が面白くてとても良いと思っているけれど、その確かさを保証する訳ではありません。なぜなら使っているデータソースが正しいかとか検証した訳でもないし知らないから。
あと彼のブログでも
Please keep in mind that just because the amino acid profiles are similar, I am not going to claim that the two powders will have the same physiological effect.
と書かれているように、あくまで「アミノ酸の構成が同じ」を目的としているので、それ以外の特徴が同じという話ではないです。
味の評価基準
プロテインに味付けした際の評価は以下の5段階で行います。
S 頻繁に積極的に飲みたいくらい美味しい
A たまになら積極的に飲みたいくらい美味しい
B それなりに美味しいので飲むのは嫌ではない
C まずくはないからまあ耐えられる
D まずいので無理
わたしは市販のフレーバーつきプロテインは上のB〜Dのランクにあると思っていて、 これはカロリーを極限まで抑えるという制約がある以上は仕方のないこと、当たり前のことだと思っています。
でもB〜Dの間で「これおいしくない」「これも微妙」とプロテインガチャし続けるのはつらいので、多少のカロリーが増えるのは許容して、自分でノンフレーバーのプロテインに味付けをすることでAランクや、あわよくばSランクの味を楽しみたいというのがこのブログの趣旨です。
味付けの組み合わせを検証する際、B以上の評価をつけるものについてはだいたい3回〜トライしておいしいことを十分に確認してから書くつもりだけど、C以下は書かない or 1回だけ飲んで書くと思います。
ホエイ+『ヤクルト』
今わたしが最強だと思っているホエイプロテインの味付け、ヤクルト!
味評価
A:たまになら積極的に飲みたいくらい美味しい
味の評価基準についてはこちら → 味の評価基準 - プロテインDIY日記
コメント
既成のフレーバーつきホエイしか飲んだことがない人にとっては感動的においしいと思う。わたしは感動した。
わたしはジョアを飲んだことがない(少なくとも記憶にある限りでは)んだけど、これがジョアですよって言われたら、「へー、ジョアってこんな味なんですね、ヤクルトよりさっぱりしてておいしいかもー」って言うと思う。
同じ乳製品のヤクルトを混ぜることによって、うまく言えないんだけどホエイのクセの”隙間”みたいなものを綺麗に埋めてくれるというか、 単体だと突飛なホエイの匂いや味のクセの部分が、ヤクルトの柔らかいおいしさと地続きになる感じ。
ただ、なんとなく重いというか、2日続けて飲むと3日目にはもう他の味にしたくて仕方がなくなる。このレベルの味付けを数種類編み出して、ローテーションで毎日おいしさを感じられるようになるのが目標です。
1回分使用量
1本(65ml) ※その分、溶かす牛乳の量を減らす
価格(購入時、1回分あたり、税別)
42円
熱量(1回分あたり)
50kcal
たんぱく質(1回分あたり)
0.8g
脂質(1回分あたり)
0.1g
炭水化物(1回分あたり)
11.5g
<補足>
- 特に記載のない場合、ノンフレーバーのホエイプロテイン 25gと、無脂肪乳 150ml程度と一緒に混ぜたときの味について記載しています。
- ホエイプロテインは今のところマイプロテインの「Impact 分離ホエイプロテイン (アイソレート)」を使っています。
- 記事内の価格、カロリー等はプロテインと無脂肪乳の分を含まない、味付け材料の分だけのものです。プロテインと無脂肪乳の分は以下になるので合計が知りたい場合は合算してください。
プロテイン*1 | 無脂肪乳 | 合計 | |
---|---|---|---|
1回分使用量 | 25g | 100ml | - |
価格(1回分あたり、税別) | 51円*2 | 27円*3 | 78円 |
熱量 | 93kcal | 51kcal | 144kcal |
たんぱく質 | 23g | 5g | 28g |
脂質 | 0.1g | 0.0g | 0.1g |
炭水化物 | 0.6g | 7.6g | 8.2g |